クロマツ

幹から鋸屑

マツノマダラカミキリ

【症状、被害】

 全国各地のクロマツやアカマツなどの【マツ枯れ】の原因である「マツノセンザイチュウ」は、このカミキリの媒介によることが判明して以来、マツ類の最重要害虫となりました。
 「マツノザイセンチュウ」を体内に持った成虫が健全なマツの枝をかじって⾷べるときに、「マツノザイセンチュウ」が枝の傷口からマツの樹体内に侵入します。
 感染したマツは、樹幹内の水の流れが低下し、やがて水の吸い上げが止まり枯れます。
 カミキリが産み付けた卵は、幼虫になり、その後、樹木の中で冬を越してサナギになり、5~6月頃羽化して樹木から脱出しますが、その前に「マツノザイセンチュウ」はカミキリの体内に乗りうつり、また健全なマツに飛んでいくことから、感染が広がることになります。⇒ 松くい虫被害発生のメカニズムページへ

【防除、対策】
  1. 成虫は見つけしだい捕殺し、感染を予防する。
  2. 樹木の中の幼虫やサナギを駆除し、翌年の被害を防ぐ。
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