【症状、被害】
この病菌は、始めカイガラムシの分泌物に付着し増殖します。
色は白色、灰色、褐色など様々で、周囲に菌糸を伸ばし、樹皮から栄養をとって生長を阻害します。
風通しが悪く、日陰で発生しやすいため、適切な整枝と剪定を行い、日当たりと通風をよくしましょう。
【防除、対策】
薬剤防除は、共生または寄生関係にあるカイガラムシ類の防除を行うために行う。
- 寄生している枝葉を切除し、幹の虫体はヘラや歯ブラシでこすり落とす。
- 幼虫発生期の6~7月頃に10日間間隔で2~3回、スプラサイド・カルホス・スミチオンなどの乳剤(1000~1500倍液)のいずれかを散布する。
(※前回と異なる薬剤が効果的。)
- 12~1月にマシン油乳剤の散布すると、発生密度を抑えることができ、アブラムシなどの防除にも効果的。