カエデ(モミジ)

根が腐る

白もんぱ病

【症状、被害】

 根が腐る病気です。葉がしおれたり、枝の伸びが悪くなったり、落葉が多くなったりもします。
 被害にあった樹木は、始め太い根の分岐部分や細い根に白色の菌糸ができます。
 その後、灰白色の菌糸または菌糸束となって、根のあちらこちらに絡み付いて腐らせます。
 土壌の湿度が高く、通気性が悪いと多発する可能性があります。
 植え付けの際には、過剰な湿気とならないように、排水には十分注意しましょう。

【防除、対策】
  1. 被害が初期で、部分的な被害の場合は、それを切除して、コブ粉剤またはペンタゲンを散布し消毒する。
  2. 発病後、根全体に被害が及ぶ場合は、株を抜き取り焼却し、その土地を再度利用する際は、カーバム剤やバスアミド微粒剤などで土壌消毒し、新しい土と入れ替えることが望ましい。