全国各地のクロマツやアカマツなどの【マツ枯れ】の原因である「マツノセンザイチュウ」は、このカミキリの媒介によることが判明して以来、マツ類の最重要害虫となりました。
「マツノザイセンチュウ」を体内に持った成虫が健全なマツの枝をかじって⾷べるときに、「マツノザイセンチュウ」が枝の傷口からマツの樹体内に侵入します。
感染したマツは、樹幹内の水の流れが低下し、やがて水の吸い上げが止まり枯れます。
カミキリが産み付けた卵は、幼虫になり、その後、樹木の中で冬を越してサナギになり、5~6月頃羽化して樹木から脱出しますが、その前に「マツノザイセンチュウ」はカミキリの体内に乗りうつり、また健全なマツに飛んでいくことから、感染が広がることになります。⇒ 松くい虫被害発生のメカニズムページへ