【症状、被害】
年に1回発生します。
材内で冬を越した成虫はサクラの開花時期に現れ、衰弱している木や伐り倒して間もない木に飛んできて粗皮の間に産卵します。
幼虫は樹皮の下を不規則に食害し、孔道には木くずと虫糞を詰めながら食い進み、外部に木くずを排出しません。
9月以降に樹皮直下に浅く入りこみ、サナギ室を作りサナギになり、10~11月に成虫になりそのまま冬を越し、翌春楕円形の脱出孔を作り出てきます。
【防除、対策】
- 木が衰弱し加害される恐れがある場合には、予防のためスミチオン乳剤(1000倍液)を樹幹に散布しておくと安全。
- 被害木は伐り倒し、焼却などの処分をする。